曹全碑
後漢 中平二年(185)
曹全という人の頌徳碑で、漢時代を代表する隷書碑です。中平二年(185)に建てられ、すぐ土中に埋められたと推測されています。その為、文字に欠けが少なく良好で、はじめての隷書学習には最適の古典です。原碑は現在、西安の碑林博物館に保存されています。
隷書には特有の決まり事があります。例えば「起筆を蔵鋒にする」だったり「波勢」や「波磔」などの運筆と構造があります。馴れないうちは書きづらいと感じるかもしれませんがコツを掴めば他の書体では味わえない隷書の楽しさがあると思います。